イフ ユウゥ……














ボクはがむしゃらに走っていた
ふっと立ち止まり 息を切らす



















空を見上げてみた。
飛行機が飛んでる。
乗って帰っちゃいたい思いにかられた








家に着く
隣は彼女…にしたかった女の子の家
自分の家に入り荷物を片付け始める
いいんだろうか 本当にこれでいいんだろうか
でも手は着々と荷物をまとめていた




ねぇ? もし
ボクと話せなくなったらきみはどう思う?
ボクが消えてしまったらきみはどう思う?




ボクが今 君の元に行ったら……


止まらない……
滴り落ちたものが 指から流れるように滑り落ちた






このまま帰ってしまおうか
いやもう一度、問いてみようよ?


答えは
自分の足


とりあえず 歩いてみた
とりあえず 走ってみた
彼女がいる



ボクは思う気持ちを振り切って
声をかけた



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