---俺の居場所---


暗闇の中……


俺は誰かと触れあう事も出来ず
孤独な時間を過ごす
何年、何十年、何百年と閉じられた囲いの中の
俺の居場所


誰にも触れられなくてもいい…
自分に言い聞かせ
俺は俺だけの居場所を創る


いつも変わらない闇の世界
それが普通と思っていた日々


そんな変わらない景色を俺はふと見上げた
一点のごく小さな光……
俺にとってはそんなものはどうでも良かった
ただ時が過ぎる事を待っているだけ


---ふと気付く…
その光が年を追う事に強くなっている事を
同時に微かな温もりさえ感じた
今まで気にしていなかったその光を
俺はじっと見つめる
そこから入ってくる誰のものかの感情が
俺の中に入り交じる


---俺は、この光に何をしてやれるだろうか…


そしてその光が強く開けた時…
俺はその光に向かって進んでいた



この先に俺の居場所はあるのだろうか………


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