---学園祭にて(獏良了編)---

帰宅時・・・
いつもより彼女が身近になった感じがした。
自然にボクの腕にそっと持たれて歩く彼女に、幸せを感じる。
いつもと同じ帰り道なのに・・・ずっと一緒にいたい、本当にそう思う。
「今日、良かったら家に寄ってく? 兄さんもいるから喜ぶと思うよ」
「え!? あ・・うん、行く」
動揺させるといけないから、兄さんもいると強調させたんだけど・・・
逆に動揺させてしまったみたい。
兄さんがいて残念と思う動揺だったら嬉しいけどね。
そう思っているうちに、マンションにある家に着いた。
ガチャリと家の扉を開ける。
玄関には誰か来ている様で、知らないもう1足があった。
小声でただいま〜と声をあげる。
同時に彼女もお邪魔しますと上がり、リビングへとつながる扉をガラス越しに見たら・・・
誰かとSEX本番中の兄さんだった・・・
 なにやってるんだよーーー、兄さん!!
ハッとして横を見ると彼女も目を大きく見開き、固まっていた。
すかさず強引に彼女の腕を取り、何も言わず家を後にした。
2人、息を切らしてマンションの外に出る。
「・・・ゴメン、さん。まさか・・・」
その先を言えず言葉が詰まる。
「ううん、いいよ・・・」
すっかり雰囲気が崩れてしまった。
 兄さん恨むよ・・・
「本当にゴメンね。家まで送るから」
「うん・・・ありがとう」
気まずい空気。恥ずかしさやら、苛立ちやらで逃げたい気分に苛まれた。
「ねぇ? 獏良くん・・・」
それを押しのけるかのように彼女からの言葉。
「どうしたの?」
「獏良くんも・・・その、したい? お兄さんみたいに・・・」
「えっ!?」
彼女からの意外な言葉。言い難そうに僕に伝えてくれる彼女。
驚いた。
「私、獏良くんにだったら・・・全部あげてもいいって思ってるよ」
そう吐露しつつ彼女は僕の手を掴み、手のひらを彼女の胸に当てる。
柔らかい感触と体温が手のひらに絡み付いて、動けなくなってしまった。
「ダメ。こんなことしたら・・・我慢出来なくて、止まらなくなってしまう・・」
「私の為に我慢なんてして欲しくない」
そう言いつつ、彼女はボクをギュッと抱きしめた。
「ゴメンね・・・キスだけで私、舞い上がってた。彼女なのに獏良くんの気持ち考えてなかった・・・」
真剣な彼女のボクに向けた眼差し。
こんなに・・・こんなに、一生懸命思いを伝えようとしてくれてる彼女。
 ボクは何をやっているんだ・・・
「ううん、ボクの方がさんにそんなこと思わせしまってゴメン・・・こっちに来て?」
「うん」
彼女の手を引き、近所の公園の奥の小屋に向かう。
普段は町内会の資材置き場に使われている場所だけど、今この時間にここに来る人はいない。
彼女を先に中に入れてから僕も入り、入り口の扉をそっとパタンと閉める。
その音に反応してきょろきょろしていた彼女はぴくんと肩を跳ねさせる。
「ココだったら、誰も来ないから」
「・・・うん」
そっと彼女の前に付き、ギュッと抱きしめてあげる。
ボクの心臓の鼓動が加速する。彼女に伝わってしまっているだろうか。
少し離れると、火照った彼女の顔が窺える。
お互いにキスをした。
触れるだけのキスから、大人のキスに変わる。
チュパチュパとリップ音が静かな小屋に響く。
 彼女のすべてが見たい・・・
ボクはキスを彼女の頬を伝って首筋にまでしてあげた。
強く吸い付く。その場所に真っ赤な後をつける。
ボクが彼女を愛している証。
「ば・・くらくん・・・触って?」
「どこを?」
問いかけに問いかけ返す。
すると彼女はボクの手を握り、手のひらを自分の胸に押し付ける。
「ココ」
恥ずかしげに小声で伝える彼女。
可愛らしい、その仕草。ゆっくりゆっくり愛してあげたい。
「わかった」
ふんわりと彼女に伝え、ブレザーの上からゆるく撫でる。
 柔らかい・・・愛おしい・・・
 もっと、もっと彼女を知りたい。
ブレザー隙間から手を侵入させて、ブラウス越しに胸を揉みしだく。
「あぁ・・・」
彼女からもれる微かな悶える様な声。
先ほどよりブラジャーの質感がよく分かる、でも・・・まだ足りない。
再び深いキスを続け、ブレザーとブラウスのボタンをプチプチと外していく。
唇を離し、彼女の上半身の隅々を見回す。
「獏良・・くん? どうしたの?」
「穢れていないさんを目に焼き付けておきたいんだ。目を瞑ってて?」
「うん・・・」
キュッと彼女は目を瞑る。
緊張の所為か、まだ肩が強張った状態なのが気になった。
「怖がらなくていいから・・・ね?」
耳元で囁き告げてあげた。すると、すとんと肩の力が抜けるのが解った。
同時に胸をブラジャーの上から揉みしだき、隙間からやんわりとした胸に指を差し入れた。
肌の部分をじっくり揉みしだく。
彼女の息が次第に荒くなる。
ちょんっとピンクの突起に触れてみた。
「・・ああっ!・・」
彼女から今までなかった、妖艶な声が聞こえた。
 溜まらない・・・
ブラジャーを上にずらすと、彼女の胸が完全にあらわになる。
ボクは彼女の乳首に口付けをした。
「・・・ひぁあ・・」
悲鳴とともにボクは乳首を銜え、舌でコロコロと転がす。
「や・・・あん・・ばく、らくん」
ボクの頭に腕が回される。彼女の足が脱力していくのを感じた。
ちょうど一人がけのシートがあり、そっと抱いて彼女をそこに座らせた。
引き続けて片方の胸を指で転がし、もう一方は舌で転がす。
すると狂おしいくらいのあえぎ声を、彼女は上げる。
下半身にある自分自身がすごくジンジンする。
 でも、まだもっと愛してあげなきゃ。
胸を舌で転がしながら片手を体の線を伝って、足に移動させる。
スカートの中に手をいれ、内腿を擦る。
「ひゃん!」
悲鳴を上げ、彼女はボクの腕を掴み行動を制止させる。
「ダメ、かな?」
「ご・・・ゴメン。なんだか突然、怖くなって・・・変だよね、自分からしてって言ったのに・・・」
「女の子だから、当然だよ。大丈夫、ボクがゆっくり気持ちよくさせてあげる」
「・・・うん」
頬を赤らめている彼女の言葉からは、全てが初めての行為だと伝わってくる。
スカートを捲り上げ、ショーツの上から中心部をスーッと嬲ってみた。
「ひぁ・・・ぁぁぁ!」
ゆっくり前後に動かすとより艶やかなあえぎ声をあげる。
シートの背にもたれさせると、両足を広げさせる。
ショーツ越しに摩る度に中心部が水分を帯びていくと、純潔の彼女を自分の手によって汚していく感覚に苛まれる。
しかし、それがまた嬉しくもあった。
ショーツの隙間から指を入れ、秘部を直に触る。
「や・・・あぁん」
怖がらせないように、焦らすように、中心部を囲むように円を描く様に優しくその部分をクルクルと摩る。
その円を小さくさせていき、点在する肉芽をちょんっとつついてみた。
「ああん!」
悲鳴とともに彼女がボクを掴む。
もっとその声が聞きたい。

足を少し閉じさせると、片足だけショーツを脱がす。
彼女の秘めた部分が露になる。
恥ずかしくてしょうがないといった彼女の顔が、本当に可愛い。
深い部分に入れたくて入れたくて溜まらない。
でもじっとココは堪える。彼女を痛めてしまうのは嫌だ。
足を完全に広げさせると、潤いを帯びたその部分をゆっくりと摩る。
「ああぁん・・きゃん・・やぁん・・」
今まで以上にあえぎ声を上げる。
声が上がる口を塞ぐ様に深くキスをしつつ、秘部を優しく前後に摩る。
その度にじんわりと水分が増す。
肉芽をキュッと押してみる。
「・・・ふぁん・・」
足がピンと張る。
クルクルと肉芽を愛撫するとガクンと力が抜け落ちたかのように腕が落ちた。
皮をめくるとテラテラと光ったその部分。
乳首にしたように、その部分を口に含んで転がしてみた。
彼女から続く淫猥な声。
気持ちよさそうだ・・・そう思う。
その後ろに存在する深い部分から水分が溢れてくる。
指をスッと入れてみた。
「あ・・・いたっ・・・」
彼女は痛がって、ボクの頭を剥がそうとする。
でも、ボクは続ける。敏感な部分を口で吸い、嘗め回し、指をより奥に侵入させた。
ボクは自分で思うより意地悪なのかもしれない、痛がって泣いて縋る彼女がまた愛おしく感じる。
中でクイクイッと曲げてあげると善がり声を上げて、まるで泣いているような声を上げる。もっともっと聞きたくて、掻き混ぜていろんな刺激を与えてあげる。
肉芽も同時に舌で掻き混ぜる。
「っあぁぁぁ。イ・・・イクッ・・・あぁぁぁん」
絶頂が近い。嬲ってあげている部分を少し強めにしてみる。
「いぁああああああ!! あん・・・
               はぁ・・・はぁ・・・」
ボクの愛撫の中で彼女は果ててしまった。

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